2009年 06月 24日
「破戒」 おそらく35年ぶりくらいに読んだ |
もとはといえば、中学3年だった娘が、受験の前に読んでおきたい本ということでリクエストされ、日本橋の老舗の本屋で「島崎藤村の『破戒』」はありますか?」と聞いて、すると「お探しします。壊すの破壊ですか?」言われ愕然としたのがはじまりで・・・。
娘は受験勉強の真っ最中で、ぼくの読み聞かせで乗り切ろうとしたのだが、脚注が本文の1/4はあろうかという本はとても読み聞かせには向かないので、そのままにしてあって、ふとぼくが読みはじめたものである。
もともと読んだのはおそらく15の頃。
当時のぼくの物事の判断基準は、判官びいき。
プラス反自民に反巨人ってとこなので、
この本も、差別はいかん、許せないという、自分の頭に中にその前提があって、物語がそれをなぞるような、とてもおすすめできない読み方だったような気がする。
あれから35年。
ぼくは少しは進歩したのだろうか・・・。
娘がこの本をいつか手に取ることを願いつつ、読了。
by peace_tess
| 2009-06-24 06:40
| 本