2009年 07月 20日
秀吉の枷 |
ぼくは日本史がてんでだめである。
昨年の「篤姫」、今年の「天地人」に、へ~、日本史とはそうだったのか、と知的興奮を覚えるくらいてんでだめである。
この本はお師匠さんのような人からおもしろいからと、本人は悪気なく、でも、ふだんから空いた時間には読みたい本がいっぱいあるぼくにとっては、かなり迷惑な申し入れがあって、読まなくてはならなくなったものであります。
秀吉が元は猿といわれ、身分の高くない信長の家来だったこと、
その信長が、天下統一を目前にして、明智光秀に本能寺の変でしてやられ、その時、備中高松城を水攻めにしていた秀吉がものすごいスピードで取って返し、光秀を討ち、天下を統一したこと。
しかし真の意味で最終的な勝者となったのは徳川家康だったこと。
まぁ、おおまかにいえばぼくの知識はそんなもの。
信長の妹のお市が浅井長政の妻、その後、秀吉の政敵となった柴田勝家の妻となり、秀吉との戦いに敗れ、勝家とともに自害したこと、茶々は市のと長政の子であり、秀吉の側室となった(この作家は子供は実子ではないとの立場をとっていること)などは、名前だけを知っている人がなるほどそうだったのね、と小説のおかげで輪郭がみえてきたという感じ。
あとは戦国末期の勢力図のようなものもね。
史実から推理するあれこれで、人間像が浮かび上がる。
たいしたもんですまったく。
すみません。下記は備忘録
1598年 秀吉死去
後継は茶々との子、秀頼
後見役として、前田利家、家康などの5大老
石田三成などの5奉行
1600年 関ヶ原の戦い
家康の勝利
1603年 江戸幕府がスタート
1614年 大坂冬の陣 茶々(淀殿)が和睦申し出 大坂城は裸城に
1615年 大坂夏の陣
秀頼と淀殿自害 豊臣家滅亡
by peace_tess
| 2009-07-20 14:48
| 本