2007年 05月 02日
5月1日(火) 娘 |
早めに会社を出てドライデー。
娘が塾の日なので、8時過ぎから正しい家族での夕食。まるでサザエさん一家のようだ。
娘は昨日、身体測定とスポーツテストなどがあったそうで、反復横とびの模様を微に入り細に渡り教えてくれた。
反復横とびはおいらの得意種目でもあったなぁ、と懐かしかった。
身長は144.7センチ。クラスで前から2番目ではあるが、最近じわじわと伸び初めてきた気はするぞ。
まだ体調が思わしくないので、さっさと寝ようと歯磨きをしていたら、キッチンの方からカミさんの奇妙な声がする。覗いてみると、水道水を指にかけながら、「すごく切っちゃった。血が止まらない」と叫んでいた。
娘も異変に気がついて、勉強中の部屋から駆け出してきた。
ちょっとしたパニックに陥り、
ともかくまずは止血が必要。タオルを探していると、娘はハンカチがいい?というので、ひとまず全部持ってきてとお願いをする。
だんだんと冷静になった頭で、まずはガーゼを持ってきて、カミさんに渡す。娘が突然、傷口は心臓の上に上げたほうがいいよ、と声をかける。
ぼくは「家庭の医学」をあわててめくる。
索引で「出血」をさがすが、そんな項目はない。そこで止血。あったあった。
カミさんはかなり落ち着きを取り戻し、ガラスが入っていないかどうかが心配だと言っている。
「家庭の医学」には、ガーゼで患部を押さえる。患部は心臓より上に上げる。と書いてある。
小さい傷は水道水で、が正しいが、深い傷は良くないとも。
食器を洗う際、カミさんはゴム手袋を使うのだが、その時、グラスが滑って割れ、そこにゴム手袋を差し出したらグラスがわれたところが貫通したらしい。
ひとまず一安心で、カミさんが「みんな解散」と声をあげ、娘に風呂に行くように促す。ぼくは布団で横になり、本を読んでいると娘がやってきて、しくしく泣いている。
「ママはあんな傷ができたのに食器洗いを続けている」
「だったら手伝ってくればいいじゃないか」と言うと、
「ママがそんなことはいいから風呂に入れって言った」
とめそめそしている。
「お風呂にも入るって言ってる。絶対傷口が沁みるよ」とも。そして「痛いよぉ」とまるで自分が傷を負ったように泣いている。
その後、娘はカミさんのところに行き、もう一度食器洗いは自分がやると言うと、
「お風呂上がったあとで手伝って」とカミさんに言われる。
すると娘は脱兎の如く駆け出してわずか5分でお風呂から上がってきた。
カミさんは娘が手伝うと時間がかえってかかるので、そう言ったのだが、
娘の早さには驚いた模様。
ぼくが風邪を引きずりつつまどろんでいると、しまった障子のようなものの向こうから二人が仲良く話しているのが聞こえる。
娘は中学2年生。
それにしてもすっかりおじさんになったのに、
妻が指を切ったくらいでおろおろする体たらくである。
自分にがっかりだ。
娘が塾の日なので、8時過ぎから正しい家族での夕食。まるでサザエさん一家のようだ。
娘は昨日、身体測定とスポーツテストなどがあったそうで、反復横とびの模様を微に入り細に渡り教えてくれた。
反復横とびはおいらの得意種目でもあったなぁ、と懐かしかった。
身長は144.7センチ。クラスで前から2番目ではあるが、最近じわじわと伸び初めてきた気はするぞ。
まだ体調が思わしくないので、さっさと寝ようと歯磨きをしていたら、キッチンの方からカミさんの奇妙な声がする。覗いてみると、水道水を指にかけながら、「すごく切っちゃった。血が止まらない」と叫んでいた。
娘も異変に気がついて、勉強中の部屋から駆け出してきた。
ちょっとしたパニックに陥り、
ともかくまずは止血が必要。タオルを探していると、娘はハンカチがいい?というので、ひとまず全部持ってきてとお願いをする。
だんだんと冷静になった頭で、まずはガーゼを持ってきて、カミさんに渡す。娘が突然、傷口は心臓の上に上げたほうがいいよ、と声をかける。
ぼくは「家庭の医学」をあわててめくる。
索引で「出血」をさがすが、そんな項目はない。そこで止血。あったあった。
カミさんはかなり落ち着きを取り戻し、ガラスが入っていないかどうかが心配だと言っている。
「家庭の医学」には、ガーゼで患部を押さえる。患部は心臓より上に上げる。と書いてある。
小さい傷は水道水で、が正しいが、深い傷は良くないとも。
食器を洗う際、カミさんはゴム手袋を使うのだが、その時、グラスが滑って割れ、そこにゴム手袋を差し出したらグラスがわれたところが貫通したらしい。
ひとまず一安心で、カミさんが「みんな解散」と声をあげ、娘に風呂に行くように促す。ぼくは布団で横になり、本を読んでいると娘がやってきて、しくしく泣いている。
「ママはあんな傷ができたのに食器洗いを続けている」
「だったら手伝ってくればいいじゃないか」と言うと、
「ママがそんなことはいいから風呂に入れって言った」
とめそめそしている。
「お風呂にも入るって言ってる。絶対傷口が沁みるよ」とも。そして「痛いよぉ」とまるで自分が傷を負ったように泣いている。
その後、娘はカミさんのところに行き、もう一度食器洗いは自分がやると言うと、
「お風呂上がったあとで手伝って」とカミさんに言われる。
すると娘は脱兎の如く駆け出してわずか5分でお風呂から上がってきた。
カミさんは娘が手伝うと時間がかえってかかるので、そう言ったのだが、
娘の早さには驚いた模様。
ぼくが風邪を引きずりつつまどろんでいると、しまった障子のようなものの向こうから二人が仲良く話しているのが聞こえる。
娘は中学2年生。
それにしてもすっかりおじさんになったのに、
妻が指を切ったくらいでおろおろする体たらくである。
自分にがっかりだ。
by peace_tess
| 2007-05-02 10:16
| diary